W.空室アパート再生プロジェクト

平成9年築鉄筋コンクリート12世帯マンション。
現在11世帯が空室。つまり、1世帯しか入居していない。

1年ほど前から6200万円で売り出されていたのだが、現況利回り1%。
さすがにこんな状態では誰も買うはずがありません。

また、数年前から空室のせいで、物件の状態も最悪・・・。
軽く見積もっても1000万以上の改修工事が必要でした。

そんな誰も買わないボロ物件でしたが、私はこの物件はゼッタイに化けると思ったのです。
なぜかと言うと・・・



V.分譲地販売代行プロジェクト

これまで私は自分からお願いして、仕事を請けることをしなかった。
しかし、この案件だけは、あえて自分からやらせて欲しいと提案した。

なぜかと言うと、皆が諦めていたから。
私はこのような案件ほど、燃えてくるタイプなのだ(笑)

では、今回の案件はどんな内容なのか。

9年前に販売を開始した240区画の分譲地。当初は、調整区域の大型開発地としてずいぶん話題になった。それから9年後の今、住宅地43区画が在庫として残っている。
しかもここ2、3年の売れ行きはわずか数区画・・・片手で数える程度しかない。
このペースで、年に2区画売れたとしても20年以上もかかる計算だ。

私は事もあろうに、この案件を完売させる無謀な計画を頼まれてもいないのに、勝手に考え、売主である不動産業者に提案した。

まずは第一弾として、住宅地31区画の販売プロジェクトがスタートした。



T.建売再販プロジェクト

市街地から車で約20分離れた、近隣の村に建売物件を8棟建設した。
うち2棟は無事成約できたが、残り6棟は完成後も全く売れない・・・

毎週土日にはオープンハウス、不動産情報誌に掲載し続け5ヶ月が経過するが状況は何ひとつ変わらず。

理由は明らかだった。
場所は郊外型のベットタウン!!!
とは言え難い、田んぼの中にポツンとある分譲地。


いくら土地価格が安いとは言え、その地区で家が欲しいと思う人はほとんどいなかったのです・・・



U.ファッションホテル再生プロジェクト

あるとき、一本の電話が鳴った。

『中村さんのアパートを拝見させて頂き、センスの良さに惚れました。』

『ぜひ、私の物件をデザインしてくれませんか?』


どうやって調べて、私に連絡してきてたのか、少し戸惑いはあったものの、
あまりの彼の熱意に根負けし、私は一度お会いすることにした。

それから数日後、カフェでお会いし詳しく話を聞いてみると、
数ヶ月前に、ファッションホテルを購入したらしい。

築30年のファッションホテル。
本業で忙しく、ほったらかしにしていたが、現状の月間売上30万円。
部屋数11室で人件費、光熱費を負担すると、完全に赤字・・・



代表中村一晴新刊

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